2020/01/11 00:15
"For You", "For Uganda"
青年海外協力隊として派遣された東アフリカのウガンダで、菊山氏が立ち上げたクラフトブランド。
この活動を通じて、地域の雇用創出や収入向上に取り組んでいる。
「お金を理由に学校を辞めた男の子が、生涯稼げる技術を身につけられるように」
ある日、よく家に遊びに来ていた高校生から「学費を払えなくなったので、学校をやめることになった」 という相談を受けた。
学費を捻出できる方法を共に考え、このプロジェクトにたどり着いた。
ブランドの立ち上げと技術指導
まずは、菊山氏自身が現地のテイラーに弟子入りし、技術を習得。その後、クラフトに携わりたいという村人を募って技術指導を開始した。
学生の他にも、ウガンダでは雇用先を見つけることが難しい障害を持つ女性や、シングルマザーをテイラーとして積極的にスカウトした。
日本でも販売できるまでのクオリティに持っていくため、何度も糸をほどいてやり直しをさせ、根気強く、丁寧に指導。今では、生地の購入から検品までの、全工程を現地のテイラー自身で行えるようになった。
限りあるウガンダでの時間
彼のウガンダでの任期には、もちろん期限がある。
持続可能性の点から、自分はどこまでかかわるべきか、と常に考える。
たとえ彼がウガンダを離れたとしても、彼の伝えた技術はその地に根付き、今後も村人たちの生活を支えていくだろう。
ー 菊山氏からのメッセージ ―
日本では珍しいカラフルでパワフルなデザインのアフリカ布を使った商品は、持つ人を明るく元気にしてくれます。
アフリカ布は柄の入り方が一点ずつ異なります。足踏みミシンで作るバッグは技術的に個体差が出ますが、それもまた個性。
あなただけの一点をお届けします。