Likkle Nuff

2020/05/24 01:13

カリビアンブルーの海に、ブルーマウンテン、そしてボブ・マーリーを代表とするレゲエカルチャーが有名なカリブの楽園ジャマイカ。
Chupse(チュップス)のアクセサリーには、そんなジャマイカの豊かな自然がつまっている。


校舎のなかにある小さな工房
ジャマイカ全土に5校ある知的障害者の支援学校「School of Hope」、そのキングストン校の中にChupseの工房はある。
日本での高等学校にあたる同校の卒業生、約10名がChupseで働いている。
紐に小さなビーズを通したり、ペンチでピアスのフックを曲げたりする作業は、知的障害をもつ人々の作業療法にもなる。

リサイクル素材を用いたエシカルな商品
ジャマイカを代表するブルーマウンテンコーヒー。おいしいコーヒーを作ろうとすると、どうしても廃棄豆が出てしまうそう。
Chupseのアクセサリーは、農園で商品として使われなかったコーヒー豆を利用してつくられる。

また、Chupseの特徴であるフィッシュスケールやコンク貝も、地元の漁師の協力を得て入手している。
本来利用されずに廃棄される部位、つまりロスを少しでもなくすことに貢献している。


自己表現の手段として
ジャマイカでは、まだまだ障害者への理解や雇用は進んでいない。
また、知的障害をもつ人々には、自分の思いを的確に伝えられないというもどかしさもある。
Chupseの代表Mackoyさんは
「声を上げにくい彼らにとって、雇用の手段としてだけではなく、想像力を磨き、自己表現となるように」
他校にも工房を増やし、より多くの卒業生を雇用したい。」と話す。

その思いの通り、彼らの作るアクセサリーはとてもユニーク。
天然素材を利用しているからこそ、それぞれに個体差があるのも魅力の一つ。

クラフターの指導をするMs.Williams

小さなキス
ブランド名である「Chupse(チュップス)」は、ジャマイカの現地語(パトワ語)で「小さなキス」という意味。
大切な人への小さな贈り物として、あなたとあなたの大切な人の日々をふわりと彩ってくれるはず。